文字サイズ

講師紹介・メッセージ

花柳廸彦太

 

2歳より祖母・花柳芳廸より日本舞踊の手解きを受ける。
17歳で名取、20歳で師範となり、日本舞踊の指導にあたる。
一方、エンターテイメントとして日本舞踊を楽しんで欲しいという思いのもと、NHK紅白歌合戦、ぐるっと関西を初め、TV・雑誌等の各メディアへの出演、「TOP HAIR MAIN SHOW」(ドイツ・ドュッセルドルフ)「A Celebration of Women in the Arts」(ニューヨーク・コロンビア大学)「The 1st-Year Anniversary of the 3.11 Earthquake」(ニューヨーク・ラガーディア大学)におけるパフォーマンス等、国内外、各方面において日本舞踊を普及させるために活動中。
また、NHK「おしゃれ工房」、読売テレビ「おネエ★MANS!!」等の出演やトークショーにおいて、 日本舞踊の美しい仕種・動きを生かし、日本女性の美しさをサポートするなど多岐にわたり活躍中。


◆健康に!美しく!かっこよく!

すっと背筋が伸びた立ち姿、美しく、かっこいいですよね。
日本舞踊は、腸腰筋に代表されるインナーマッスルをしっかりと使い動きます。
インナーマッスルを意識し体幹を整えることで、自然と腹式呼吸となるその動きは、見た目に美しいことはもちろん、とても健康的です。
驚くことに、80歳を過ぎても現役で踊っておられる舞踊家さんはたくさんいらっしゃいます。齢80を過ぎた舞踊家の先生が「助六」という演目を踊られたときには、全く揺るがない立ち姿、内から発せられる大きなパワーを感じました。これは、外面の筋肉に頼らず、内側の筋肉をしっかり使い体軸をキープしているからです。
みなさんも是非、日本舞踊を学び、美しくカッコイイ立ち姿を身に付け、健康に長生きしてください。

美しく!かっこよく!

reigi

◆礼儀作法を身に付けよう!

と言ってもそんな大げさに考える必要はありません。
たたみの部屋に入った時には、座ってお辞儀をする、くらいのことは知っていても損はしないと思います。しかし、最近では家に和室がないこともありますし、そういったことを知らないお子さんも少なくありません。
ニューヨークに滞在中、子供たちに日本舞踊を披露させてもらいました。何曲か踊ったのですが、一つはお辞儀から始まりお辞儀で終わるご祝儀の曲を踊りました。それを見ていたお子さんの一人が、他のお稽古事に行った時にお辞儀をしてから習うようになったと聞き、とても嬉しく思いました。
逆に海外の友達から「Every Japanese is too polite!」、「日本人は丁寧すぎる!」 と言われたことがあります。スターバックスでコーヒーを買っただけなのに、有難うございますと三回もお辞儀をされたらしいです(笑)これは、マニュアル化された日本企業の対応かもしれませんけど、もともと丁寧で繊細な日本人の気質の表れだと思います。
正座をしてお辞儀をして挨拶することも、しないのではなくて知らないだけなのです。そういったちょっとした作法も自然と身につき、普段の生活の端々に現れてくるのも日本舞踊をお稽古をする魅力の一つだと思います。


◆着物を着よう!!

日常に着物を着ていたのは昭和の30年頃まででしょうか。着物を着たお母さんが台所にいたり、着物を着てお父さんが新聞を読んでいたり。なんだかサザエさんみたいですね。(笑)
でも、そんな風に普段着としてみんなが普通に着ていたわけですから、着物を着ることはなにも難しいことではないのはず!
靴下履いて、下着を付けて、シャツ着て、ズボンはいて、ベルトしめて、ジャケットをはおる。足袋をはいて、肌襦袢を着て、襦袢を着て、着物を着て、帯をしめる。
段取りを習ったらあとは習うより慣れろ!着るチャンスを増やして、何回も着ているうちにしっくりと体に着物が沿ってきます。
そこでお薦めしたいのが和のお稽古事。茶道や華道、もちろん日本舞踊もですが、先生はもちろん、習いに来ている生徒さんたちもみんな着物を着ます。ということは、同時に着物の着方も教えてもらえて一石二鳥なのです!

着物を着よう!

匠の技にふれる!

◆匠の技に触れる!

誰ひとり知り合いもなく、一人で飛び立ったニューヨークでしたが、きっと踊るチャンスもあるだろうと、衣装やカツラ、化粧道具も持って行っていきました。おかげさまで何度も披露する機会には恵まれましたが、そのうち衣装は汚れ、かつらはボロボロに…。ニューヨークで大切な衣装をクリーニングに出す勇気もないし、かつらを結える人もいない…。そう、日本舞踊は日本の技が凝縮された総合芸術。舞踊家だけでは成り立たないのです。様々な役柄によってそれぞれ異なる結い方をするカツラ。鬢付け油を塗って各パーツごとに髪を取り、そして、これまた繊細な細工のかんざしや櫛で飾ります。
衣装も、日本独特の色味、細かい刺繍、柄ひとつとっても有名ブランドのデザイナーにさえ作れないような巧妙なデザインが施されています。化粧は自分でできますが、化粧品は日本でなければ手に入りません。おしろいも、紅も、鬢付け油も。また、大道具や小道具、長唄や清元に代表される日本の音、それぞれに長い年月を経て洗練されてきた技の集合体が日本舞踊なのです。
そういった、日本独特の色、形、音、そして歴史を学び、今までになかった感性がプラスされ、自分のセンスが磨かれていくのも日本舞踊の魅力だと思います。


◆文明の中心が日本に!

地球規模の風水的法則(ガイアの法則)によると地球上の文明は約800年毎に経度22.5度ずつ、西洋と東洋交互にその繁栄の中心が移動しているそうです。400年かけて興隆期を迎えその後400年で衰退するそうです。
6400年前のシュメール文明を基点に、西洋はメソポタミア文明、ギリシャ・ローマ文明、アングロサクソン文明、そして東回りは、インダス文明、ガンジス文明、中国文明へと移動。そして、1995年から東経135度の日本にその文明の中心が降り立ったと言われています。800年前(特に後半400年が興隆期)から中心になっていたロンドンを中心としたアングロサクソン文明も終わりを告げたということ。現代は既に、今後800年の日本中心の文明期に入っているということなのです。
これから日本を中心に新しいものを発信していく上でも古きを知るということはとても大切なことではないでしょうか?

gaia

失われたアイデンティティを取り戻そう!

◆失われたアイデンティティを取り戻そう!!

1854年のペリー来航、そして開国。日本に西洋文明がたくさん伝わってきました。日本独特の文化と西洋の文化が入り混じり、それはきっと素敵な香りを放っていたと思います。
しかし、二度の大戦を経験する中で、日本は他国に占領されたわけでもないのに、自ら独自の文化を捨て、西洋化を推し進めていきました。さらに、敗戦を期に、植民地となることは逃れたものの、米国文化の流入によって、日本人としてのアイデンティティーを奪われたように思います。
新羅本紀では「670年、倭国が国号を日本と改めた」とあります。とすれば日本ができて1350年ほどでしょうか。それだけの期間を経て作られてきた日本のアイデンティティーが、戦後ほんの50年ほどでみごとに失われてしまいました。
結果的に世界のトップを行く経済大国になったことは素晴らしいことですが、これからは、もっと自国のことを知り、自国を愛することが大切な時代になってくるんじゃないでしょうか?